食品衛生管理者・監視員資格の取得について
食品衛生管理者は、食品衛生法上、特に衛生上の考慮を必要とする特定の食品の製造または加工を行う施設ごとに、衛生管理の専任者として設置することが義務づけられています。また、食品衛生監視員とは、検疫所や保健所に所属し、食品の検査や食中毒の調査、食品製造・加工所や飲食店の衛生管理状態を監視する公務員です。これらの役職に就くには、食品衛生管理者・監視員の任用資格が必要であり、厚生労働省から認められた養成施設で所定の科目を修得することで、この資格を得ることができます。生命環境工学コースはこの養成施設として認定されています。
生命環境工学コースの学生は、本学に設置された「食品衛生管理者および食品衛生監視員養成課程」における所定の科目を修得することで、食品衛生管理者・監視員以外に、飲食店などの食品衛生責任者になることもできます。この資格の取得を目指す学生は、本学規定集にある「食品衛生管理者および食品衛生監視員養成課程履修規定」に沿って科目の履修を行ってください。各科目の開講年次は下表のとおりです。
本課程の履修に際し、特段の申請や履修費の納入は必要ありません。卒業時までに、必修科目22単位と、選択科目18単位以上を修得し、計40単位以上となれば、卒業時に資格取得証明書を発行します。
食品衛生管理者・監視員資格の取得に必要な単位と科目
必修科目(22単位) | 選択科目(18単位以上必要) | ||
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1年次 | 前期 | 化学概論(2) | 医学概論(2) 看護学概論(2) 人の構造及び機能(2) |
後期 | 臨床生理学(2) | 解剖学(2) 臨床生化学(1) 臨床免疫学(1) |
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2年次 | 前期 | 有機化学(2) 公衆衛生学(2) | 公害概論(2) 土壌学(2) 生物資源工学(2) 病理学概論(1) 臨床薬理学(1) |
後期 | 環境分析学(2) 生物化学(2) | 植物栄養学(2) バイオテクノロジー実習(2) 品質マネジメント(2) |
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3年次 | 前期 | 農薬化学(2) 食品化学(2) | 環境化学実験(2) 生命工学(2) 栽培環境管理学(2) |
後期 | 環境衛生工学(2) 農産物利用学(2) 応用微生物学(2) | 生化学分子計算(2) 栄養化学(2) |
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4年次 | 配当科目なし |