1年生「研修旅行」

毎年、新入生は5月に一泊二日の研修旅行に出かけます。これは各自のコースの学修内容が社会でどのように活かされているかを学ぶ社会見学でもあり、大学生活になじむためのレクリエーションでもあります。

生命環境工学コースは、総合情報学科の2コースと合同で研修旅行を行っています。今年度(2016年度)は、熊本県の工場見学を予定していましたが、4月の地震により変更せざるを得ませんでした。大人数の宿泊は困難となったため、長崎のハウステンボスのバックヤード見学とアトラクション体験を日帰りで行うことにしました。

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ハウステンボスの地下に埋設された水管・ケーブル類

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下水はろ過して「中水」として利用されます

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施設の中に下水処理場を持っています

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ろ過後の水を手渡され、匂いを嗅ぐ体験

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電気と熱を作るバイナリー発電装置

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設備見学の後は自由時間となります(写真は先生方)

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パトレイバーを見つけて興奮するロボット工学の佐藤先生

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平日なので歩いている人はまばらでしたが、HTB歌劇団の劇場は満員でした(写真は学生たち)

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バラ展が開かれていました

生命環境工学コースの学生にとっては、廃棄物処理や省エネなどの環境保全設備、バラ展などの見学が、人間と自然の調和を考える機会となったと思います。また、知能情報コースの学生は各アトラクションのCGや「変なホテル」(見学はできませんでしたが)が、マネジメント工学コースの学生は急速な業績回復を見せるハウステンボスそのものが、それぞれの専門と関わりの深い「生きた教材」になったと思います。

 

 

「バイオテクノロジー実習」

2年生向けのこの科目は、バイオテクノロジーの基礎技術を学びながら、生体分子の振る舞いを把握し、生命科学への理解を深めてもらうことを目的としています。バイオテクノロジーは、すでに農業や医療など幅広い分野で利用されていますが、遺伝子組み換え技術やクローン技術を理解することは、これからの人間社会を生きる上で必須の教養と言えます。

今回は制限酵素によるDNAの切断の結果を電気泳動によって確認する実験を行いました。

ピペットマンでわずかな量の液体を吸い取ります

ピペットマンで極微量の液体を吸い取るのもコツが要ります

目に見えないDNAや酵素を扱うのは大変です

目に見えないDNAや酵素を扱うのは大変な作業です

この科目は、本学の教職課程「理科の教科に関する科目(中学校)」および、「食品衛生管理者及び食品衛生監視員養成課程」の選択科目に指定されています。

 

「生態系研究法」

3年生向けのこの科目は、自分の興味のある生物について文献調査し、その結果をパワーポイントで紹介することで、知識や理解を深めることを目的としています。15回の授業の内、前半は日本語の文献を調べますが、後半はその知識を活かして、英語の研究論文を読解します。始めて論文を読む人が大半ですので、論文の構成や、専門用語の調べ方、論文に独特な表現、複雑な文章の読み解き方などを、電子黒板を活用して説明しています。

電子黒板は投影したパソコン画面に「書き込み」ができるので便利です

電子黒板にパソコン画面を映して「書き込み」をします

学生も最初は「研究とは何か」が分かっていませんので、学生が選んだ論文を材料にして、「ヤドクガエルの派手な色彩が捕食者の攻撃に影響を与えるか分かっていない」「カエルの模型を使って捕食されやすさを調査した」「研究の結果、カエルの色彩は捕食されやすさに影響しなかった」という内容が書かれていることを紹介することで、研究とは新しいことを見つけ出すこと、分かっているようで分かっていないことがたくさんあること、を知ってもらえたらと思います。

タブレットにもなるパソコンを使って論文をネットで探します

タブレット型パソコンを使って論文をネットで探します

最近はパソコンの辞書機能や翻訳機能も上がってきたので、それらを上手に活用して、どんな文章でも理解できるようになってもらいたいと思います。

 

棚田で火祭り

2015/10/31

1年間、といっても3回だけですが、活動を続けてきた棚田で、最後のイベント「火祭り」がありました。学生は祭りを楽しむ側ではなく、提供側として活躍します。

もり上がるモチまき

もり上がるモチまき

学生は餅をついたり、ブースの手伝いをしたり

学生は餅をついたり、ブースの手伝いをしたり

午前に並べた灯ろうに、火を付けて回るのも仕事です

午前に並べた灯ろうに、夕方一斉に火を付けて回ります

棚田の火と夕焼けと海と金星と

棚田の火と夕焼けと海と金星と

観光客と一緒に高い場所から見下ろすのはもちろん壮観なのですが、田んぼを突っ切る一本道を火に囲まれながら下りていくときも非常に神秘的でした。

この火を点すための芯づくりも学生たちが協力しました。総計6000本ですが、4大学がそれぞれ1000本ずつ作りました。大学と協働で行わなかった2年ほど前までは、一つ一つの芯もより頑丈な作りにし、それを棚田保全組合の方だけでしていたので、どれほど大変だったか想像が付きません。そこまでして火祭りを実施する理由は、地元の方々が棚田の存続に危機感を抱いているからです。食料生産の場でもあり、美しい景観でもある棚田が存続していくために、大学も一緒に活動していきたいと思います。

 

「エコライフフェスタ」で木工教室

2015/10/25

長崎市が水辺の森公園で開催する「ながさきエコライフフェスタ」に今年もブースを出しました。内容は、学内の木を切ったときに出る枝を使って「首から提げるもの」を作るというもので、女の子にはペンダント、男の子にはメダルと言うとしっくりくるようです。

今年は繁宮研究室のゼミ生を中心に、他のゼミ室からも助っ人が加わり、10時から16時までひっきりなしに子どもたちの工作を手伝います。

今年はテントの下でしたが、去年は木の下でやりました

今年はテントの下でしたが、去年は木の下でやりました

使う工具は、のこぎり、なた、ホットボンド、ドリル

使う工具は、のこぎり、なた、ホットボンド、ドリル

お昼ご飯を食べることができないくらい忙しく、子どもに代わってのこを挽くことも多いので、クタクタになるのですが、子どもたちが楽しんでくれるので大変やりがいがあります。

 

棚田で稲刈り

2015/10/4

長崎新聞社さんが主催し県内4大学で参加しているトヨタ・アクアソーシャルフェスも最後のイベント、稲刈りです。稲刈りは、田植えほど難しくなく、草取りほど無限と思われる要素も無いのですが、山のような稲束を干し竿にかけ続けるのは単純作業の繰り返しで、忍耐力が必要になります。

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4大学の学生が開会宣言をします

刈り取り機が入れない田の縁は人の手で刈ります

刈り取り機が入れない田の縁は人の手で刈ります

最初は各自が鎌を持ち、田の縁の稲を刈ります。それを去年の稲藁の芯を使って束ねます。これは結構大変な作業ですが、そこへ登場するのがバインダーと呼ばれる稲刈り機で、刈り取りながら麻紐で結んで放り出すという、おそらく人間がするのより100倍くらいの効率の頼もしさです。

稲束を掛け続ける

稲束を掛け続ける

バインダーの上を行く機械としてコンバインがありますが、これは刈り取りながら粒を茎から外し、機械乾燥します。棚田では主に天日干しにした後に、粒を茎から外します。その方が美味しいということです。

ほぼ完了です

ほぼ完了です

棚田での仕事はこれで終わりですが、収穫祭とも言うべき「棚田火祭り」にも参加する予定です。

 

 

棚田で草取り

6月にアクア・ソーシャルフェス2015の活動で田植えをした大中尾棚田に、今回は大学と長崎市の協働で「草取り」に行ってきました。草取りは米作りの中でかなり過酷な作業になります。夏の暑い時期に、雑草を探しながら、水田をくまなく歩かなかればいけません。今年は梅雨明けが遅れ、さらに台風が長崎に向かっていた中での、たまたま良い天気に恵まれた7月25日に実施しました。

約20人が、二手に分かれて作業開始です。

約20人が、二手に分かれて作業開始です。

午前中の2時間ほど作業しました。

午前中の2時間ほど作業しました。

海がきれいです。

海がきれいです。

作業後、足を洗い、おにぎりをいただき、帰りました。

作業を終えたら足を洗い、おにぎりをいただき帰りました。

次回は再びアクア・ソーシャルフェスの活動で、9月27日に稲刈りです。

 

キャリア教育「人生すごろく『金の糸』」

1年生向け科目「総合情報学フォーラムI」で行われている大学キャリアセンター主催のキャリアガイダンスも今回で3回目。これまでは「新聞の読み方」「読書のすすめ」と題した講演を聴いてきましたが、今回はすごろくを通して自分の人生を考えるという、一風変わったキャリア教育が行われました。

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このすごろくは、NPO日本キャリア開発協会が開発した「自分らしい生き方」を考えるためのゲームです。サイコロを振りながら、小学校時代、中学、高校、大学へとコマを進めていく中で、マスにある質問(好きな教科、苦手だった先生、その頃の夢、やり直したいこと、など)に答えていきます。

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もちろんゲームは複数人で行います。他の人に話すことで、自分の考えがまとまっていき、また人の話を聞くことで、いろいろな価値観や自分らしさに気づくことにもなります。

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いろいろなグループで、笑いあり、驚きありの、ディープなすごろくが繰り広げられました。普段はなかなか言えないまじめなことも、ゲームの中では言えてしまうところが、このゲームの良いところだと思います。

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台風の影響で、久しぶりの青空(と入道雲)が見られました。

 

キャンパスのクワガタ

6月29日の朝に、キャンパスの石垣でヒラタクワガタを見つけたので、ゼミ室に連れて行くことにしました。

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クワガタ好きの学生の分析によると、

・対馬系のホンドヒラタだろう(ヒラタクワガタにはたくさんの亜種がいる)

・成虫で越冬して出てきた個体で、触角や脚をケガしている

・サイズ的にはかなり大きい

とのことです。キャンパスでは、去年5月にカブトムシ、夏には珍しいコカブトムシを大学院生が見つけ、ミヤマクワガタの死骸もありました。

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「アクアソーシャルフェス」に参加

6月7日に開催されたAQUA SOCIAL FES!!2015に、本学学生(とくに生命環境工学コースの学生)が他大学の学生とともに参加しました。

『里山と棚田の風景を守ろう』というテーマで開催された今回は、長崎新聞社に8時ごろに集合し、バスの中で本学教員の繁宮と、長崎女子短期大学の橋口教授が、それぞれの専門分野と棚田をからめてレクチャーし、長崎市の北東端に位置する大中尾棚田に9時頃に到着。昼まで田植えをした後、棚田の食材を使ったお弁当をいただき、帰りました。

4大学の代表が開会宣言をして始まります

4大学の代表が開会宣言をして始まります

この泥の感触は他では味わえません

この泥の感触は他では味わえません

植えた稲が倒れていないか分かります

上手に植えられているか分かります

手持ちの苗がなくなると、アゼから投げてもらいます

手持ちの苗がなくなると、アゼから投げてもらいます

日本人の主食であるお米ですが、実際に作ったと言う人はとても少ないと思います。自然に囲まれた棚田で、農家の人に教わりながら、泥の感触や苗を植え込む難しさなど、さまざまなことを感じながらの作業でした。身近なところにある未知の世界を体験できたのではないかと思います。

9月には稲刈りのために訪れます。稲刈りでは、刈った稲を乾燥させるために、拾っては掛け、拾っては掛けという地道な作業が待っています。美味しいお米を育てるために、一つ一つの作業を積み重ねていきます。